空間も御馳走になる食事処
気になっているお店があり、先月電話をして予約を使用としたら4月中は予約がいっぱいですと言われ、五月開いていた日にランチで予約を入れました。 家から高速を使い、湯の丸インターで降りて坂を下り千曲川を越えてしばらく走ると道路際に看板が見えました。
草如庵と書かれた看板が目印であたりには民家が数件ある山里にありました、広い駐車場は砂利敷きでコンクリート舗装もアスファルト舗装もされていませんが、周りの自然と溶け込んで新緑の緑がとても気持よく感じました。
駐車場は建物の北側にあり石組が施された上の山は竹藪になっていて静かな場所です。ちょうどツツジが例に咲いていてアシの横に掛けられた板の歩道を歩いていくと南側の庭に出て入り口に行けます。
大きな古民家です。 あまり飾りがなくこの家に人が暮らしていそうな感じがしてくる大きな建物、食事前だと言うのに、心が満たされてしまいました。 ランチは、一日二組までで、この日は、私達だけでの食事になりました。 家にも゛っている娘と5ヶ月の孫を連れて行きましたが快く迎えてくれました。家の前を通った時に、ガラス越しにお辞儀をして迎えてくれたおかみさん。
入り口を入ると、手前に広い部屋があり、その奥に畳のひかれた部屋がありテーブルが有りました。庭の景色の良く見える部屋での食事になりました。孫の為にふわっと厚い座布団の上に布を掛けてくれ孫が眠れるようにしてくれました。
一品づつ運ばれてくる料理は、どの料理も、とても美味しく、久しぶりに本当に美味しいと思える料理に出会えたと嬉しくなりました。前菜は地物のアスパラ・カブ・イモ・地鶏を玉葱で作られたソースで食べたのですが、普段食べている野菜とは違う味に思えました。お刺身はタチウオです信州ではなかなか食べられないですね椀物はハマグリの上にコゴミが乗せられていて、下には海苔で作られたものがあり、ひとつの椀の中にいろんな味を愉しむ事ができて関心、アマゴを揚げたもの、鯖寿司は見事です、信州で味わえるとは。 このお店の事を知ったのは本でした、信州の食事処が何軒も載っていて、行ったことのあるお店もある中で、草如庵の事が気になり呼んでみると、私が行って見たい京都の宿で、摘み草料理で有名な、美山荘で働いていたことがあり、このお店をはじめる前は、軽井沢星野屋の料理長だっと書かれていました。星野屋にもともってみたいですね。
北海道のサクラマスと筍は竹の器に盛られて出てきたのですが、器が熱くて持てませんでした、エビシンジョウの上にはのびろ・うるい・にらなどの餡が掛けられていて、初めて食べる味でした。ご飯はクキのご飯でしたが、シャコの山車で炊きこんだご飯の上にフキが乗せられていた、ひとりお茶碗2杯分が綺麗になくなりました。
デザートは、ぜんざいのアイスの上に餡と草餅・杏。
美味しい食事に、心地良い空間に心が満たされ、帰り際に、次回の予約をお願いしましたが、開いていたのはひと月以上も先になります。