草如庵の料理は、秋を感じさせてくれる、キノコがたくさん使われた料理でした。 お昼は一日2組だけの予約制の食事何処は、長野から高速を走り、湯の丸インタ?で下りてから、一度千曲川を渡り、川に沿って進む近くの道を進むと、40分ほどで到着します。 静かな田舎の村にある食事何処は、周りの景観を壊すことなく建っている古民家で、駐車場からガマの生茂る浅い沼地に掛けられた板の歩道を行くと、お店の入り口にたどり着きます。 先客の車が一台BMが止まっていました、わざわざ県外から来たようです。
前菜は、イトウリの上にイチヂクが乗せられていて、さらに胡桃をすりおろしたもの、そして紫蘇の花が飾られていて見た目も良いです、椀物は甘鯛にご主人が採ってきたオオツガタケです、一瞬マツタケかなと思ってしまいましたが、歯ごたえのあるキノコでした。
紅葉の葉が添えられた、3つの小さな小鉢には、鱧の甘酢・ジコボ・鮎の焼かれたものなどがあり何があるのかと楽しい料理でした、京都の万願寺唐辛子に似た唐辛子の中に海老しんじょが詰め込まれてレンコン、マナガツオが添えてあります。
土鍋がふたつ出てきました。ひとつは汁物・もうひとつはご飯です、汁物に使う自家製の山椒の入った薬味も出てきました。
汁物は、大根・ミズ菜・ねぎ・レンコン団子・そしてやまいぐちの入った鍋でした、美味しくて何杯かお変わりして全部綺麗に器を空にしました。
ご飯は、マイタケ・明鮭のごはんで、こちらも空になるまで私は3杯は食べています。 漬物にニガウリ(ゴーヤ)があり、この漬物は初めて食べました。
デザートは、暖かなものと冷たいもので林檎を焼いたものとキャラメルアイスでした。大きな神棚があり天井の高い部屋での食事でしたが、別荘にでもいて食事をしているような錯覚になってしまうほど居心地の良い空間と時を過ごすことが出来ました。明るくきさくに話掛けてくれる奥様と、帰り際にはかならず姿を店挨拶しして見送って下さるご主人、その時にかわすわずかな会話ですが、また来たくなってしまいます。 帰り際次回の予約をお願いして帰りました。