昨年還暦を迎えてから、もう少しスローに生きて行きたいと思うようになっています。 今までは、秋のこの季節に旅をする事がなかったのですが思い切って旅に出る事を決めました。 行き場所は嫁さんと何度か話してずいぶん迷いましたが、スロベニア・クロアチアに決めました。
成田からヘルシンキ経由でスロベニアの首都リブリャナに到着したのが暗くなってからで、バスで1時間ほど走り宿泊のホテルに着き、部屋に入りすぐにカーテンを開けるとバルコニから目の前にブレッド湖の夜景がみられました。朝も早めに起きて外の景色を見ると、ほんのりと明るさが出てきたブレッド湖ではまだ崖の上に建つブレッド城と街の協会がライトアップされていました。西に進めばイタリアで北に進めばわずかな距離でオーストリに行くことのできる位置にあるスロベニアのフブレッド湖のあるこの地方はユリアンアルブスになるようです。 到着するまではスロベニアがどんな国なのか全然分かりませんでしたが、自然の美しいところです。
翌日、ポストイナ鍾乳洞に行きました。ヨーロッパでは最大の鍾乳洞で全長21キロもある大きさ、見学場所までは、トロッコに乗り2キロの距離を10分掛けて鍾乳洞の中のトンネルを進みます。トロッコを下りてからも1時間以上は歩いたでしょうか、次から次にとあらわれ、見ていても飽きることがありませんでした、美しさでは世界一とも言われているようです。帰りのトロッコ乗り場に世界で一番低い位置にある郵便局がありました。
鍾乳洞の入り口に建つレストランでスロベニア産の生ハムから始まるランチで、最後はクレープのデザートでした。建物の周りには花が綺麗に飾られているところが多く、後で話を聞き分かったのですが、店舗の前ホテルのバルコニー・一般住宅の窓に花がたくさん飾られているのは、日本の住宅では当たり前のように取りついているアミ戸がほとんどないので、花を飾る事で虫が家の中に入りずらくなるようにしているようです。
昼過ぎに湖畔に戻り、夕方近くまで休憩をしました、その時に、このあたりで一番美味しいスイーツのお店に行き、人気のスィーツとティーを頼むと、ほとんどの場所でお湯の入った器にティーパックが出されました。日本人なのだからでしょうか、何を食べても日本で食べる方が美味しく感じます。
夕方近くに、ブレッド湖に浮かぶ小島に手漕ぎボートで渡りました、湖はとてもきれいで時間と共に色が変わっていきます、児島の頂上に見えているのが聖マリア協会です。
小島に到着して眼の前に見える100段の石の階段を上ります、この階段は新郎が新婦を抱きかかえて上るのだそうですが、見るからに無理だとかんじさせられました。登りきると聖マリア教会があります、教会の中に鐘を鳴らすロープがあり、これが結構難しい事でした。願い事をしてから鐘を鳴らすことが出来れば願い事がかなうそうですが、鳴らす事に集中していて願い事をするのを忘れてしまいました。 鐘は無事に鳴らす事が出来ました。
ブレッド島から戻り、崖の上のブレッド城に向かいました。場内からはブレッド湖に浮かぶ小島が見えています。
ブレッド場内で活版印刷を行っていて記念にふたりの名前入りのものを作ってもらいました、夕食は場内のレストランでマスがメインの料理でした。
