料理は美味しいのが良いのに決まっているのは、もちろんですが、見た目も大切です。 そしてプラスがあればもっといいですね。 わずかな驚きがあり、わくわくするのも嬉しいです。 今年最後になる、草如庵に行ってきました。いちばん最初に行ったのは、五月の事でしたが、すっかりファンになってしまいました。 草如庵の料理は、懐石料理・摘み草料理・・・なんといえばいいのか良い素材を丁寧に手を掛けて作られた料理で、料理に関心させられるだけではなくとても心地良い空間を作りだしてくれる奥様。 食事が終わり帰るときには、御主人がいつも、奥さんと一緒に見送ってくれている、とても素敵なお店です。 お昼のランチにしか行ったことがありませんが、完全予約制のお昼は二組だけ。
今回の前菜は、紅玉林檎を器にしてありました。 少し焼いてあるのか、その上に信州サーモン・しみじ・麩・焼き林檎・すりおろしの林檎ソース・菜花と林檎の器の上にはいろんな食材が乗せられています。 器も食べられそうなのですが我慢です。
12月の草如庵は雪景色でした。 南天の実に氷が付いていた。 玄関を上がるとすぐの所に、火のついた墨の上に湯けむりをあげている鉄の器があった。加湿器の狩りに用意されているようです。 気遣いが嬉しいですね。
前回行った時に出された前菜は蕪が器でした。 毎回、どんな料理が出て来るのかと愉しみな草如庵の料理。
