駐車場のコンクリートを打ち込むときに広い面積の場合、ひび割れの防止も兼ねて巾10cmほどの目地を作ります。 型枠をあて、目地の部分はコンクリートを打ち込まず、仕上がってから当社ではテコラ(破砕瓦)を敷きこむ事が多いです。子供達が遊んで、目地に入ったテコラを外に出してしまうケースが多いので、そんな事を回避するには、固めてしまうのが一番です。 先日完成した現場の様子です。4台の車を駐車できるコンクリートの床です。無機質なグレー色のコンクリートの床にライトブルーのラインが入り素敵に仕上がりました。
駐車場の床は金鏝で仕上げ、目地部分をリサイクルガラスのライトブルーで施工しただけでも、駐車場のコンクリートのイメージが変わります。クリスタルグレインのカラーはブルー・ライトブルー・グリーン・ライトグリーン・ブラウン・ブラック・クリアと何色かありますが、すべてリサイクルガラスです。今回使用したクリスタルグレインはハイのタイプで粉砕したときに残るラベルも取り除いたもので、通常のクリスタルグレインはラベルも混入していますが施工してしまうと気にならないと思うのですが、人によっては気になる方もいるので、最近はハイを使用しています。
コンクリート打設後、コンクリートが乾いたら枠を外し、目地(溝)部分にコンクリートの床の高さから10mmほど下げた位置迄モルタルを入れて固まったら、リサイクル瓶で作られたカレットを無黄変ウレタン繊維化樹脂と良くかき混ぜてから、溝に入れていき、コテで均します。この時に、コテをバーナーで温めながら作業をするとスムーズに作業をする事が出来ます。
道路からの入り口部分には、ボーダーアートの葡萄の模様を形押しして、目地と同じリサイクル瓶を砕いて作られたハート形のクリスタルハート4個一組にして、クローバーの形に埋め込みました。太陽光が当たるとキラキラとカレットが輝きを見せてくれ綺麗です。 粉砕ガラスは、砕いたときに残る瓶に貼られていたラベルも手作業で綺麗に取り除いているのでライトブルーのカラーが鮮やかです。 ガラスは接着が難しい商品ですが、無黄変ウレタン繊維化樹脂は、他の樹脂と比較しても強い接着力のある特許取得商品です。 ですから通常の車の乗り入れ程度では、すぐに剥がれてしまう事がありません。ウレタン樹脂は10ミリ圧施工で1.1ヘーベーと2.2ヘーベーセットがあり、目地巾10センチ深さ1センチ計算で1.1ヘーベーセットだと樹脂セット1セットとクリスタルグレイン18キログラム1袋で10メートルの施工が可能です。