正月の休みの最終日に、松本の富成伍郎商店に行きました。 このお店の事を知ったのはTVで紹介している番組を見たからで、豆腐が大好きな私は、とても気になっていて機会があれば行きたいと思っていたお店です。 場所は浅間温泉の近くでしたが松本の中心からは少し離れていて、原橋の近く、何もない道路沿いに豆腐屋とは思えない店舗が見えるのですぐにわかると思います。
正月中、雪降りがなかったのですが、7日はパラパラと雪が舞っていました。 お店の外観はケーキ屋さんかパン屋さんと思える店構えです。
お店の前に井戸水が流れ出ていて、このおいしいお水のおかげで美味しい豆腐が作れるようです。お店の入り口に立てられたボードには、豆腐ではなくプリンや、はらシューの事が書かれていました。
はらシュー・はらドーナツ・ゆば・豆乳プリンを買いました。 どれも賞味期限が本日限りと言うので数は多く買えませんでしたが、味見はできます。 はらシューのクリームの３０%以上に豆乳が使用されているようで、とても美味しく食べられました、はらドーナツにも豆乳などが使用されていて甘味は控えめでしたが食感も良く、いくつでも食べられそうです。プリンの底には餡が入っていましたが美味しかった。 豆腐屋さんでありながらあたらしいスイーツをスタッフの方と話しながら作っているようです。
いろんなものを買いました。 でも一番の目的は、昨年京都で行われた、日本初の全国規模の豆腐の品評会で、日本一旨い豆腐を決める大会で、見事「手塩にかけた伍郎きぬ」が金賞、日本一に輝いたのです。1970年代は5万件あった豆腐店が現在では９０００店あまりまで減少しているので、このような大会が行われたようです。 日本一おいしい豆腐を是非食べたいと思っていたので、もちろん買いました。家に戻ってさっそく袋を開いてみると、きぬ豆腐が見当たりません、もしかしてクルマの中に落としたのではと探してみましたが、やはりありません。そこでお店に電話をしてみるとレジの横に置いてあったようです、取りに行くにも遠いし。結局、翌日送って頂けることになり。
届きました。手塩にかけた伍郎きぬ、普段はほとんど絹豆腐は食べません、もめんの方が好きなので。昨年の品評会は、絹も木綿も含めたもので、その中で、天塩にかけた伍郎絹が日本一になった豆腐です。 何も掛けずに食べてみると口当たりが良く旨みのある豆腐でした。
