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聖年の扉

この季節のイタリアの旅で、ヴェネチアはカーニバルが見られればと、その時期に合わせていきましたが、「いつくしみの特別聖年」の事は、出発まじかまで良く知りませんでした。

聖年は西暦1300に始まったカトリックの行事で、その年にローマに巡礼すると特別な赦しを与えられるとされ、当初は50年に一度行われていた行事でしたが、25年に一度になっていて、前回は2000年に行われました。今回は特別聖年で前回から15年ぶりになります。 2015年12月から16年11月まで「いつくしみの特別聖年」です。

  

 

カトリック教の最高聖堂ヴァチカンにあるサン・ピエトロ大聖堂にある5つの扉のうち、一番右側にある聖年の扉は、この時にしか開かれないのです。 ローマに何度か行っていますがこの扉から入った事は一度もありませんし、知りませんでした。 ほとんどの人はこの扉から入ろうとしていました。

サン・ピエトロ大聖堂だけではなく、他の教会でも聖年の扉がある教会は、どこも開き、日本にもあるようです。

 

   

サン・ピエトロ大聖堂の後で、サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂に行きました。 ここは、マリア様の教会としてはもっとも権威のある大きな教会で、普段は見ることのできない特別拝観もできました。 聖年の扉は、右側にキリスト・左側にマリア様がいてどちらも手を差し出しているポーズで、ここを通る信者の人たちは、だれもが手にキスをして入って行っていました。

もし、次にローマを訪れる事があっても、聖年の扉を通る事はないのではないでしょうか、次に開くのを見ることはできないと思うと、不思議な感じになってしまいました。

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