時間をかけて完成させていくエクステリア。
エクステリア工事の打ち合わせ時、特に新築外構の計画では予算が限られている場合があります。家と同じように外構にお客様が希望する思いがある場合は、予算内でどこまで施工するのか悩んでしまう事もあるようです。 外構は家・車といった高額な場合があり、何度もやりかえると言うことはあまりないので思案何処。 こだわりが無ければ予算内で収まるような材料・施工を検討すればいいのですが、たとえば、最近人気の樹脂板目隠しでもメーカにより価格が随分違いがあります。 ただ目隠しになれば良いと考えるのであれば安価な材料を選びますが、打ち合わせ時に当社がお勧めしているメーカーの商品と比較して選んで貰うと、多くの方が当社がお勧めする高価な樹脂板を選択します。 当社は専門店なのでお客様の要望を聞いた上で専門店としての考え方をお伝えします。 今回紹介する現場は4年前の秋に一度引き渡しをした現場です。 当時、お客様が当社以外の業者からの何社にもデザイン・見積を依頼していて、お客様の考えと現場の建物を見たうえでデザインを提案させて頂きました。 お客様の話だと、見積は当社が一番高額だったようですが当社で施工する事になりました。 予算の事もあり、一部、駐車場の施工はしませんでしたが、4年が過ぎてお客様から駐車場の施工依頼をいただき、週初めに施工を終えました。
建物を見て、門柱は英国製擬石ブラッドストーンを積んで造りました。門柱の前には2台分の駐車スペースのコンクリートの床をスタンプコンクリートのシームレスグレーで施工しましたが、カーポートは施工しませんでした。今回は、その北側に空いていた車2台分のスペースに積雪用カーポートを施工して外構工事は完成です。あと残されているのは、南側と同じように北側にも樹脂板で目隠しフェンスを施工することと、何本か植栽を追加することです。
駐車場の後ろ側、建物のアーチ状の壁の前にLED照明も追加施工しています。 最初の施工の時にもLED照明を取り付けていて、当時はタカショウの照明を取り付けましたが、タカショウのLEDは確かに安価なのですが日本製ではない為か、点灯しなくなったりすることもあり、最近ではリクシルの美彩をお勧めしています。タカショウの照明と比較すると高価ですが、日本製でカバー部分がガラスなので灯りが綺麗で、故障も今のところありません。
駐車場の土間コンクリートの画像です。左側が4年前に施工したスタンプコンクリートのシームレスグレーで、右側が今回施工したカーポートの下のコンクリートの床になります。コンクリートで仕上げボーダーアートの形押しをフルール・ド・リスで仕上げました。目地部分は樹脂舗装の自然石小砂利の大和桜でコンクリートの床の高さに合わせて施工しました。 自分の希望に近づける外構工事を感性するのであれば時間を掛けて仕上げていくのも、ひとつの方法だと思います。