若い頃から旅が好きで、日本中を旅して20代には1県を除き行っていました。唯一行っていなかった和歌山県に4年前に行きました。正月を京都で過ごしならを経て和歌山から三重に向かう旅手で和歌山では白浜・勝浦に宿泊・・・・和歌山は遠いとイメージがあり、行けずにいた。 高速が随分伸びた事もあり行ってみると想像以上に魅力があり、翌年も行った和歌山に、是非行ってみたかった宿があります。
バブル期に建てられた白浜にあるホテルで欧州のお城のような外観の素敵なホテル。
建物の外観で気になるのが屋根瓦、中国の紫禁城でしか使われていない瑠璃瓦が眼を引きます。
入り口を入り最初に眼にするロビーに、見た瞬間圧倒されてしまった。総工費400億で建てられたホテルで、ロビーのこの空間は40億掛けられているのだから凄い
この空間の天井・柱・床が、それぞれに凄い、ロビーに誰も居なければ国内であることを忘れてしまう空間で最高の技術が使われている。
天井には5㌢角の純度22.5の金箔がフランスの人間国宝が10人の職人で3か月掛けて貼られた天井です。純度22.5が陽が当たると一番きれいに輝く純度のようです。黄金色に輝くロビーの天井。
床は1㌢角のローマンソザイクタイルをイタリア職人により貼られた床です。小さなタイルをデザインしながら貼っていく作業を想像しただけでもすごい事だ。
ロビーにある大理石のように見える柱は全部で26本あり1本1億。 この柱はシュトックマルモという疑似大理石で日本の左官職人がドイツに行き学び、コテで仕上げたものです。写真が良くないので分かり難いかも知れませんが、言われなければ本物の大理石にしか見えません。 凄すぎ この柱を作る為にドイツに行き学ぶ費用も、すべてホテル側が出したそうです。 バブルとはいえ、どんな思いで建てたのか? このホテルの事を知ったのは、現在の建物が建てられる前からの事で、当時のオーナーが世界中を旅をしていて、現在のホテルを立てる計画をしていた。 当時も、それなりに人気の宿だったようです。
現在館内に、ダリ・シャガールが見られる施設美術館もあります。 ロビーの事を紹介しましたが、王様のビュッフェの呼ばれるバイキングも人気があり、温泉の室内には火が燃える暖炉があり、面白く、ゆっくりと過ごすことの出来る宿です。