二月の異名と和菓子。
小布施の北斎館の前に大きなメタセコテアの樹がある。
このメタセコイアの樹の下から、栗の樹で造られたピンコガ敷き詰められた小布施らしさを感じる栗の小径があり、しばらく進むと和菓子いちむらがある。
メタセコイアの和名はアケボノスギで、北半球で化石としてみられ、絶滅した植物と考えられていた樹で1946年に中国の四川省で現存しているのが確認された。 長野のエムウェーブの正面の通路にもメタセコイヤが並木となっているが、小布施のメタセコイアはとても大きく立派な樹です。
「和菓子いちむら」は、土日はお店の販売と店内でも食べる事が出来るのですが平日は、お店が閉まっていて発送と配達のみです。一年程前に、買って帰り食べた事があり、思い出したように電話を入れると、快く配達してくれると言われ、数は少ないのですがお願いしました。
四季折々、旬の食材を使用した月変わりの和菓子は月ごとに2~3種程用意されている。 家から小布施には車でさほど時間が掛からないので受け取りにいっても良かったのですが、届けて頂きました。我が家には初めての配達でした。
冬の間に蓄えた生命の息吹が外へと向かい現れる季節です。雪の下から緑が顔をのぞかせています。そう説明されている「下萌」は、和菓子らしく中に餡があり、あまり甘過ぎないのが良いです。
「ココナッツ饅頭」2月はバレンタインデーがあります。チョコレートは使っていませんが、ココア入りの皮の洋風お饅頭です。と説明書き。 一見、和菓子ではないように見える饅頭の中には庵が入っています。
今回は4個だけの注文にも関わらず、自宅まで、おくさん自ら届けてくれました。配送料は無料で
春の庭は、球根の花から姿を見せてくれます。 クロッカス・スノードロップが咲き始めました。
二月の異名は幾つかあります。 良く使われているのが如月
如月 二月は、まだ寒さが残っているので、衣を更に着る月であるから衣更着
令月 何をするにも良い月めでたい月
仲春 春を現す言葉のひとつ
梅見月 春を告げる梅の花が見られる
雪消月 二月には雪が消える
木芽月 木の芽が出る月
雁帰月 冬の間、居た雁が返っていく
恵風 心地良い風が吹いて穏やか
どの呼び方も、春の訪れを感じさせてくれる呼び方ですね、日本は長い国なので、実感しない場所もあると思いますが、昔の都、京都を中心とした呼び方なのかな。