エクステリアのトレド

鉄平石 小端積み

アプローチ小端積み

先日完成した現場のアプローチには鉄平石が使用されています。高低差があるため1段の段差をつけましたが、段差の側面は鉄平石を小端積みにして施工しました。小端積みとは名前の通りですが、板石の小口や小端を見せて重ねていくものです。単に板石と言っても厚みや石の割れ方がそれぞれ違うので、きれいに見えるように組み合わせて職人さんが積み上げていきます。乱貼りの鉄平石からさりげなく見える小端積みがとてもいいアクセントになっています。

こちらはフェンスの基礎にブロックではなく小端積みを使用した現場です。写真でもわかるように大きい石から薄く小さい石など細かく組み込まれています。天然の石なのでグレーや茶色、少し黄色がかった石などが混ざり、より自然で植栽と絡めたときにも違和感のない風景に仕上がります。水で濡らせば石の色がよりはっきりと出てくるのできれいです。ブロックやコンクリートではなんだか物足りない、もっと自然に見せたいという方は小端積みもいかがでしょうか。

鉄平石の他に立派な門柱も施工させていただいたのですが、その門柱の前に咲いていたのがハナシノブでした。葉っぱの形と縁が銅葉っぽい所、落ち着いた紫が渋くて好みでした。漢字で書くと「花忍」でこれまた渋くていいなと思いました。花言葉を調べると、「待っています」「あなたを待つ」という花言葉で門柱前にぴったりの花ということが判明しました。

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