エクステリアのトレド

アースボート

今回、施工させていただいたEarthboatの宿泊施設内の水路工事のご紹介です。

Earthboatとは自然に触れるために作られたサウナ付きタイニーホテルです。建築には国産材の木材を使用しログハウスに近い温かみを感じられます。そして、この場所には湖があり湖畔を眺め、自然の林の中でゆったりと時間が流れる場所です。

そんなロケーションの中で水路工事をしました。

最初に現場調査にいくと5メートルのパイプが2本立っていました。井戸を掘り水が3メートルぐらい吹き上がっているとのこと。その水を使い何かにできないかと相談があり計画が始まりました。

まずは、どこの高さまで水の勢いがあるか調査しました。パイプに穴をあけると結構な水圧がありました。一時間ほどあけても水圧が落ちなかったので間違いなく高さが出せることを確認できました。

今回は石を積み上げた井戸を作り、そこから泉のように水が湧き出て小川になり水が流れていく景色を計画しました。

まずは、造成工事しスキ土・砕石・砂下地の順番で作業していきます。次にある程度の小川の形に成形していきます。

水が漏れないようにシート防水の施工方法をとりました。流れ全体にシートを敷き均し、井戸の基礎を設置し排水パイプへ接続していきました。

いよいよ石組みスタートです!

天然石を使い一つ一つの形を活かし積み上げていきます。今回は、円形に積むのでちょっとハードルが上がります。石を加工しながら若い職人が丁寧に作業してくれました。井戸の天端は金華砂利の洗い出しにしました。

小川の石組みもなるべく自然に近い組み方にしました。所々に小さな滝や水が変化するように石を据え付け水の音が聞こえるように施工していきます。

石組みが終わり、5メートル立ち上がっているパイプの切断です。水がどう動くか勝負です!

井戸の周りから均等に水が流れ、石の凹凸で水が遊び・水のいい音がし一安心。まだパイプが見えてしまってるので低いところで切りなおします。

川底に金華砂利を敷き均し、鉄平石の原石を使い通路を作りました。

地下水が温かくて、冬でも凍らないと思います。

まだ、オープンしていませんがアースボートで検索してみてください。

大自然の中のEarthboatでゆっくりとした時間をすごしてみてはいかがでしょうか?

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