月: 2024年8月
「南海トラフに備える」ブロック塀と大地震
8月8日㈭、宮崎県沖の日向灘を震源とする、最大震度6弱の地震が発生。
気象庁は「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を発表しました。
初めての警戒令、日本中に緊張が走りました。
私も、避難リュックを改めて確認、電池や水を買い足し、家族と避難場所、避難方法の確認を行いました。
そして地震といえば「ブロック塀の倒壊」に気を付けなければなりません。
2018年、大阪府北部で震度6弱「大阪北部地震」では地震の揺れによって小学校のブロック塀が倒れ女の子が下敷きになり亡くなる事故がありました。https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00154/00317/
南海トラフ地震が発生すれば長野県内は震度4~6弱の震度と予想されています。
長野県内でもブロック塀の倒壊が起きる可能性は大いにあります。
大阪の地震によるブロック塀倒壊の原因は「施工不良」
建築基準法では高さ2.2mまでとされていますが、それをはるかに超える3.5m(擁壁1.9m、ブロック8段積み高1.6m)
さらに補強を目的とした「控え壁」もありませんでした。 (高さ1.2m以上の場合長さ3.4m以内ごとに設ける必要があります)
他にもブロックの厚さ、鉄筋の間隔、基礎の深さなど様々な基準があります。
詳しくはこちらを参照ください↓
https://www.jcba-jp.com/dictionary/earthquake.php
古いブロック塀は町のいたるところで見かけます。 子供の通学路にあるものは見ていて心配です。
自分の家のブロック塀がぱっと見て安全なものか分からなくて不安かと思います。
次の確認事項をチェックしてみてください。
「ブロック塀安全チェック」
①高さ2.2m以上ある
②横幅が3.4m以上の場合「控え壁」ない
③傾き、ひび割れがある
④基礎がない
上のチェック項目に当てはまるものがあれば地震や台風で倒壊する危険があります。
また、自治体では「ブロック塀等撤去事業補助金」をそれぞれ設けています。
長野市は最大5万円、塩尻市・松本市は最大10万円の補助金が出ます。
詳細は各市町村のホームページを確認ください。
長野市 https://www.city.nagano.nagano.jp/n183500/contents/p003368.html
松本市 https://www.city.matsumoto.nagano.jp/soshiki/86/3272.html
塩尻市 https://www.city.shiojiri.lg.jp/soshiki/34/2964.html
ブロックを撤去した後は安全基準を満たしたブロック塀を新設するのも良いですが
軽くて、強度がある アルミフェンスや樹脂フェンス(人工木)を施工するのもおススメです。
デザインも豊富にそろっています。
生け垣も緑があふれて素敵ですね。 管理しやすいもの(成長がゆっくり)家をかっこよく魅せる樹木を選択することをおすすめします。
安全も確保できて、住まいがより素敵に見えます。
ブロック塀の撤去、フェンス施工などトレドにお気軽にご相談ください。
天然素材を取り入れたエクステリア
今回施工させていただいたI様邸の外構をご紹介させていただきます
建物正面に駐車スペース・アプローチ・門柱・お庭を造りたいというご要望からご計画させていただきました。
門柱はブロック積みの上から、建築の塗装剤としても使用される「ジョリパット」を塗り仕上げています。数あるカラーの中から今回は、建物のお色やアプローチの鉄平石ともマッチするように、グレー色をご提案させていただきました。
門柱には口金ポストの他に、埋め込みも可能なユニソンの宅配ボックス「ヴィコ」を設置しています。門柱・アプローチはお家の顔になる部分ですので、植栽を絡めてあげることをおすすめします。最近は無機質・シンプルが流行の様に思いますが、そこに緑が入ることで高級感が増しますし、風景にまとまりが出ます。
今回の植栽スペースには浅間石のゴロタ石「ガロック」を敷き詰めた中に下草をバランスよく配置しました。
門柱裏はこんな感じです
郵便物や宅配物を取り出しやすいよう、裏側にもしっかりスペースを確保しています。
駐車スペースは広々と3台分のコンクリートを打設し、目地はちょっと変わった斜線を取り入れたデザインにしました。
コンクリート目地にはファイバーレジンの琥珀を使用しています。白やブラウンの天然石がバランスよく混ざっており、優しい印象のカラーです。こちらは天然石と繊維化ウレタン樹脂を混ぜ合わせ、固めた状態が完成となりますので、砂利が飛び散らずとても扱いやすいです。
上は建物周りの写真です
度々ご紹介していますが、防草対策をするのとしないのではこんなに違います。防草シートをしていても、つなぎ目や基礎などに当たる部分からはピョロッと草が出てきてしまいますが、一目瞭然で管理のしやすさが違ってきます。外構工事をご検討中の方は、建物周りも忘れず防草をしていただくことをおすすめします。
I様、この度はトレドに工事のご用命をいただき誠にありがとうございました!