スタンプコンクリート仕上げの技

広い駐車場のコンクリート打ち施工をして、一部、スタンプコンクリート仕上げした現場を紹介させて頂きます。コンクリート床の仕上げには幾つかの工法があります。 多く使用されている工法は、ステンシル工法で、コンクリート打設後、コテで押さえてからステンシル(防水紙で作られた型紙)を敷きこみ、その上からハードナー(色粉)を撒いて、又コテで押さえて行きます。翌日になることが多いのですが、コンクリートが固まってから、ステンシルを剥いでいくと、コンクリート土間の表面に形紙の模様が残ります。仕上げはクリアシール(ワックス)ヲ塗り表面保護をすれば完成になる工法です。 今回、施工したスタンプ工法は、型紙を使わず、樹脂マットで形押しをしていく工法で、ステンシル工法よりもヨリリアルな仕上がりになります。

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今回の現場は、アシュラ(石畳)模様で仕上げています。 色は何種もあり、この現場はグレーを基調にして、よりリアルに見せるように、違うハードナーを使い立体感を出しています。 この工法で施工された現場は長野で少ないのにはわけがあり、形押しをスルマットが高額なので、自社で保有している会社が少ないと言う事です。当社ではアシュラの他にも自社マットを持っているのでお値打ちに仕上げる事ができるのですが。 ステンシル工法にしてもスタンプ工法にしても、経験が少ないと綺麗に仕上げる事は難しいです。

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広い駐車場なので、コンクリートの床に目地を入れて、ひび割れ防止にしています。 目地部分には、タマリュウのような緑を入れたり、当社でよくやるテコラ(破砕瓦)を敷きこんだりするのですが、今回は、ファイバーレジンで自然石小砂利を樹脂舗装して塗り込んでいます。 普通の樹脂と違いファイーレジンの樹脂は強く、車が乗っても大丈夫です。他社の樹脂舗装は色が時間と共に黄ばんでくるのですが、ファイバーレジンは無黄変で、特許商品です。

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現場の近くでコスモスが咲いていました。 コスモスは秋の花 暑い毎日が続く夏真っ最中なんですがコスモスが咲いていました。