カテゴリー: ガーデニング
長野Uスタジアム
現在RINKASA芝生チームは若手が頑張っています。学生の頃はサッカーに明け暮れ、サッカー大好きな面々が集っています。そして、Uスタジアムの芝生の管理に関われることに生きがいを感じ、誇りを持って仕事をしています。先日、そんなメンメンを視察に行ってきました。


芝刈りをしていましたが、まっすぐ進んでいて、すごい!私が乗ったらきっと曲がってしまうと思います。Uスタジアムはサッカーやラグビー、アメフトなどの球技専用のスタジアムで、芝生の状態は国内でもトップクラスと言われているそうです。長野市開発公社のヘッドグランドキーパーのA氏のもと、選手が最高のパフォーマンスを発揮できるよう丹精込めて芝生管理をしています。トレドのお客様のところでは芝生は管理のし易い高麗芝や姫高麗芝を施工していますが、Uスタジアムは西洋芝のブルーグラスを使用していて、芝刈り、予防的な薬剤散布、補修、などなどこの芝生を維持することはとても大変なことのようです。

スタジアムのピッチに入る経験はなかなかできないので、貴重な体験でした。RINKASA芝生チーム、ガンバレ!!
石と仲の良い植物たち。
今回の画像は、作庭してから20年たった庭になります。
庭を造った時は石の表情が赤茶色していましたが年数が経つごとに黒ずんでいき、趣のある姿に変わっていきます。
さらに年数経過すると環境にもよりますが石に植物が生えてきます。
スナゴケやシダ・イワヒバなど色々な植物が育ち、自然の景色に近づいていきます。わりと雑草が少ないと思います。


この画像は、見事に石前面にコケが生えシダ植物の優しいラインが硬い石の雰囲気を和らげてくれています。


石仏を掘ってみました。
四角の柴石(長野市松代でとれる石)を石ノミで加工して作りました。なかなか丸みを出すのが難しく苦労しましたが他にはない一品物になります。石仏もコケが生え趣が出てきました。
カタログには無い物を作るのも庭作りの楽しいところですね。

アースボート
今回、施工させていただいたEarthboatの宿泊施設内の水路工事のご紹介です。
Earthboatとは自然に触れるために作られたサウナ付きタイニーホテルです。建築には国産材の木材を使用しログハウスに近い温かみを感じられます。そして、この場所には湖があり湖畔を眺め、自然の林の中でゆったりと時間が流れる場所です。
そんなロケーションの中で水路工事をしました。
最初に現場調査にいくと5メートルのパイプが2本立っていました。井戸を掘り水が3メートルぐらい吹き上がっているとのこと。その水を使い何かにできないかと相談があり計画が始まりました。



まずは、どこの高さまで水の勢いがあるか調査しました。パイプに穴をあけると結構な水圧がありました。一時間ほどあけても水圧が落ちなかったので間違いなく高さが出せることを確認できました。

今回は石を積み上げた井戸を作り、そこから泉のように水が湧き出て小川になり水が流れていく景色を計画しました。
まずは、造成工事しスキ土・砕石・砂下地の順番で作業していきます。次にある程度の小川の形に成形していきます。

水が漏れないようにシート防水の施工方法をとりました。流れ全体にシートを敷き均し、井戸の基礎を設置し排水パイプへ接続していきました。


いよいよ石組みスタートです!
天然石を使い一つ一つの形を活かし積み上げていきます。今回は、円形に積むのでちょっとハードルが上がります。石を加工しながら若い職人が丁寧に作業してくれました。井戸の天端は金華砂利の洗い出しにしました。
小川の石組みもなるべく自然に近い組み方にしました。所々に小さな滝や水が変化するように石を据え付け水の音が聞こえるように施工していきます。
石組みが終わり、5メートル立ち上がっているパイプの切断です。水がどう動くか勝負です!



井戸の周りから均等に水が流れ、石の凹凸で水が遊び・水のいい音がし一安心。まだパイプが見えてしまってるので低いところで切りなおします。

川底に金華砂利を敷き均し、鉄平石の原石を使い通路を作りました。
地下水が温かくて、冬でも凍らないと思います。
まだ、オープンしていませんがアースボートで検索してみてください。
大自然の中のEarthboatでゆっくりとした時間をすごしてみてはいかがでしょうか?
