カテゴリー: ガーデニング
土壌処理型除草剤
先日、土壌処理型除草剤のグラフティの研修をしてきました。
講師の方はグラフディのメーカーの㈱ニチノー緑化さんと
長野での取り扱い先である海野薬品㈱さんでした。
グラフティは除草剤といっても、土壌処理剤に分類されています。
すでに生えている雑草を枯らすのではなく、雑草が発生する前の土壌に
散布することで、長期間にわたり雑草の発芽を抑えるものです。
使い方としては、3月~4月の雑草が生える前に散布します。
発芽を抑えるものなので、すでに植えてある樹木などを
枯らさないという点でも、今までにはなかった画期的な発想です。
当社には樹木医が2名いますが、樹木の診断依頼で伺うと、
多くが除草剤を散布して、大切な松などを枯らしてしまっています。
毎年の草取りは猛暑もあいまって、かなり負担になります。
防草シートやテコラ、人工芝などを施工して草取りの軽減をしている
お客様も大変多いですが、雑草は本当に強いので、どこでも隙間があれば
生えてきます。
色々な研究でどんどん新しいものが出てきますが、商品が多すぎて
何をおススメしたらいいのかわからなくなります。
当社では樹木医が実際に使用してみて、これはいいと思うものを定期的に
社内で勉強会をしたり、研修に行ったりしています。
荻野寿也氏の手掛ける植栽
外構工事には樹木や下草などの緑が入ったほうが、だんぜん素敵になると
思います。
休日の庭に出ると、風が木々の葉を揺らす音、
樹木にとまっている野鳥のさえずり、
花や木々の香り、
日々の忙しい生活から離れ、心が癒されたり、豊かになる瞬間です。
先日、当社の女性の樹木医が建築雑誌などによく掲載されている
荻野寿也氏の講習会に行ってきて、すごく勉強になり、刺激になったと
嬉しそうに話してくれました。
そして、次回の勉強会でその報告をしたいと熱く話していました。
「造園」というとなにやら固いイメージになりますが、
洋風の家にあった植栽や小さなスペースでも楽しめる植栽
外構と庭、そしてその庭での暮らし方などもご提案できるよう
日々、新しい情報や感性を取り入れ、進化していきたいと考えています。