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公園維持管理 低木剪定
街路樹の低木は限られた植樹帯のスペースの中で管理されるので、刈り込み等でおさえる方法になります。
しかし公園は広いスペースを使い植栽をしている個所は沢山あるのに、刈り込み仕立ての低木が多いと思います。
刈り込まれているため、奥のほうが見えないで防犯上よくない、植樹帯の中が見えずらいためゴミ捨て場になってしまいます。
やっぱり樹木は自然の姿が一番だと思うので、刈り込まず透かし剪定にした方が、美しい姿だと思うし、防犯にもゴミ捨て場にもならないと思います。
手間が掛かってしまう作業になりますが、一度透かせば2年~3年は手を入れなくても大丈夫だと思います。風通しを良くすることで病害虫もつかないし、胴吹きやひこばえが出るので枝のいれかえが出来るので、大きさを維持できます。
自然樹形に戻すことで、重苦しい公園も明るさを取り戻し、景観・環境もよくなり利用者も気持ちよく散歩できると思います。
勉強会
若手社員に向けて勉強会がありました。樹木の剪定の基礎です。みんなそれなりに先輩について学んできてはいますが、時々は基本に戻って学びなおすことも必要です。
「三分の一ルール」太枝を切る場合は、枝分かれしている切除する太枝に対して、残す細枝は太枝の3分の1以上とすること!また2段切りを必ず行い、ブランチカラーを傷めないことが大切。
上の図のように細枝の下から1のように少し切り込みを入れて、2の順で上から切り込みを入れ枝を軽くしてから、本来切り落としたい3を切ることでCのブランチカラーやDのバークリッジを傷つけずに切断することができるという説明です。そのほか、適切な剪定角度についての講習を受けました。手間を惜しまないことが職人です。消毒や肥料なども新しい種類が発売されます。樹木医がメーカーの方や販売店の担当のかたから説明を受けたり実際に使用して、良いものは勉強会などで紹介したりして、情報を共有しています。