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戸隠奥社のスギ並木の保存
戸隠奥社の参道にある樹齢400年を超す杉並木。以前より保護のために樹木医や大学教授・専門家などが集まって調査をしています。2017年の調査の時に弱っていて倒木の危険があると指摘していたスギの巨樹が同年10月の台風の暴風に見舞われ倒れてしまいました。参道は訪れる多くの人の踏圧により、根が成長しずらく、新たな根が生えにくい状態で弱っていたようです。先月、有識者が集まって参道地下の根の状態を視察するために試掘調査をしました。昨年腐った根を断根して殺菌剤を塗り、土壌改良した場所を掘ってみると、新しい根が確認できたそうです。今後も土壌改良や踏圧の影響を受けない参道づくりを検討していくそうです。樹木医はいろいろな知識が必要です。当社のY樹木医は勉強熱心で、また新しいことをもっと吸収しようとする姿勢がすごいといつも感心させられます。長野県の天然記念物でもある戸隠奥社のスギ並木をこれから400年後も変わらず存続できるよう地元の方々、有識者、樹木医が力を合わせて知恵を絞っています。私たちも何かできることがあったら、協力せずにはいられません。