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職人の技術
先週の続きで「真島のクワ」の仕上がった写真です。
道路側の幹が大分痛んでいて枯れ枝が多く取り除いたので少しすっきりしていますが、右側の幹から若い良い枝が伸びてきているので生かしていけそうです。先端を止めずにバランスのよい自然樹形に仕上がっています。もう少し暖かくなって雪がなくなったら根元周りの土壌改良、樹勢回復を施工する予定です。
次は三本柳中央公園 シダレヤナギの剪定です。
三本のヤナギがシンボルとなっている公園で、地元の方に話を聞くと植えてからまだ30年ほどしかたってないとのこと。ほんとにヤナギは生育が早く水辺などに植えられますが乾燥地でも育ち環境適応力は高いです。根が浅く強風で倒れやすいので今回上部を軽くするために剪定を行いました。
剪定後の写真です。決してぶつ切りにせず切り返して剪定してます。全体的に見ると三本で一本の樹木になるような感じの仕立て方、枝がラインが良い方向にむきかたさがなく、自然な感じです。植木職人一筋で何十年もやってきた熟練の技です。
お庭の手入れ
先週お伺いしていた長野市東町、お寺の手入れの続きです。
今回は本堂脇にある庭園ですが、自社で四年前ぐらいに作庭したものでしばらく手を入れていなかったので、ヤツデ・寒椿・下草の整理をしました。
全体的に鬱蒼としているのでヤツデは少しコンパクトに、寒椿は中枝が枯れていたので風が入るよう透かしました。地面にはびこっているツタやシュウカイドウも取り除きました。
中からキチジョウジソウ・アジュカ・ツワブキ(天星)・ヤブコウジなど日陰に合う植物が育っていました。一日中暗い日陰なのでそこにあった植物を選ぶことと、斑入りの物を入れることで明るいイメージに変わります。
もう少しで桃色の寒椿が咲きそうです。また景色に色がつきます。