以前はタブーだったエクステリア工事にガラスを使用した現場。
エクステリア工事の中で硝子を使用することがタブーとされていた頃があります。 誰がそう決めた事ではなく、ガラスは割れるのでエクステリアの外使いには向かないと勝手に決めつけていたようです。 私の場合は脱サラしてこの業界に入り、当初はわからない事ばかりでしたが、硝子が個人的に好きな事があり、エクステリア工事に何とか使う事が出来ないものかとコンクリートの床にガラスを埋め込んだ事が、エクステリア工事に硝子を使用する始まりだったと思います。 30cm×20cmの大きさで厚みが25mm前後のアメリカ製ダルガラスを、仕入れ先の大阪と名古屋の会社まで出向き、仕入れができるようにして、届いたダルガラスの板を32等分してカットしたダルを作り、コンクリートの床に埋めました。 仕事が忙しくなり、割る作業の時間が取れなくなってからは、型枠を作り溶けた硝子を流し込んでニュッーカットダルを作ってくれる会社を探して依頼しています。 カットダルの名称は商品の生みの親である当社が名づけたものです。
同じ時期だったと思います。 何とかガラスブロックのサインを作れないものかと、いろんなところに電話をしたり伺ったりして挑戦してみました。 当時、サインを販売するメーカーにガラスブロックのサインがなかったのです。 理由はガラスに名前を入れるときの文字の塗装を焼き付け塗装で行っていたので、ガラスブロックのように中が空洞になっているものを焼き付け塗装を施すと割れてしまう事があるからです。 ガラスに塗装を施すのは結構大変で、焼き付け塗装をしない方法でガラスブロツクサインを当社は作っています。 事務所にサンドブラストの機械を入れて自ら制作しています。
床の舗装材としてリサイクルガラスウレタン樹脂で舗装する、クリスタルグレインは、硝子自体が接着しずらいので、特殊なウレタン樹脂を使用する事で駐車場の床などにも使用することができるようになりました。 駐車場の目地もリサイクルガラスをウレタン樹脂と良く混ぜてから塗り込むとガラスのラインが綺麗に仕上がります。
エクステリに使用するカラス製品で一番人気の高いものが3枚の合わせ硝子にクラックを居れたジュエルグラスです。 最近はこのジュエルグラスを使用した門柱を作りたいと、商品を指名して来店されるお客様も増えています。 ジュエルグラスは決して安価なものではないのですが、クラックがきらきらと輝く様は従来のエクステリアにはなかった事です。 ジュエルグラスも毎年のように進化させていて昨年からはH鋼の柱の間に挟んで使用する現場も増えています。
エマクステリアにはまだ無限の可能性があるように思います。 だからこそ少し工夫するだけで゜も素敵な現場が完成するのだと思います。