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メタセコイヤ剪定
先月、冬のきびしい極寒の中、長野市でメタセコイヤの剪定です。
和名・アケボノスギ 樹高は成長すると高さ25~30mになります。
春の新緑の柔らかい緑、秋に赤茶色に紅葉した後に落葉、11月頃に卵のような球型の実がなり地面にたくさん落ちます。
本来ならば上部かの剪定となりますが、枝が張り出しているので下枝から払い上部へ移動していく剪定となります。
樹高の三分の一程度、樹木のトップを落とし、枝の方向の悪いものを幹の付根から落としバランス良く枝を切り詰めていきます。このバランスが技術のいる作業で、何十年積み重ねてきた技術があるからこそ出来る職人の技術だと思います。
作業前と完了です。美しく仕上がりました。
最後に剪定後の切り口に殺菌剤を塗布し、切り口のゆ合を促進したり、雑菌類の侵入を防止します。
高木剪定も数をこなして経験していかなければ、すぐには習得できる技術ではありません。若い世代にどう伝えていくのかが課題です。時間をかけ一緒に作業し伝えていきたいと思います。
巨木伐採
長野市の若里で伐採作業を行って来ました。
年度末までに伐採と剪定を数十本予定してますが、今回は危険性のある
ポプラの伐採を優先して作業を行いました。
幹周3.0mはある巨木です。クレーン車と高所作業車を使い上部から枝や幹をワイヤーで吊り、チェーンソーで玉切ってきます。
下で見ているより、実際に切った幹を横にしてみると思っている以上に大きく感じます。クレーンのオペさんと職人さんの息の合った作業は仕事が早いです。
根元の切り口を見てみると、半分以上が腐っていました。
葉をつけて重たくなり、台風などくれば樹木は体を支える力がなく倒木してしまいます。見た目ではわからないので怖いものです。
無事に伐採作業を終了し、来月は剪定作業を行う予定です。
長野市の街並み景観を変えていくような、美しい自然樹形を目指し作業に取り組んでいきたいです。