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高山村の水中のシダレ桜で樹勢回復研修
当社で以前から力を入れている菌根菌による樹勢回復ですが、今回は昨年から行っている高山村の五代桜の中の「水中のシダレ桜」で研修を兼ねて樹勢回復作業を行いました。当社の樹木医の他に、東京・佐賀・静岡・兵庫などから樹木医が参加して、今回も小川先生がおみえになりました。長野県上高井郡高山村にある「水中のシダレ桜」は推定樹齢270年(江戸時代、寛保2年の水害の後に鹿島神社を建てた際に植えたサクラと言われている)樹高22m、幹周り4mの桜の大樹は、映画「北の零年」の冒頭のシーンにも使われたことで有名です。
以前は幹の周りにワラを敷いたりしていたようですが、10年前の考えとは大きく違い、ワラは腐る原因のため敷かないし、炭も径5mmの物を埋めないと意味がない、穴にウレタンを入れたりせず、根を大事にして肥料などの栄養を与えるなどなど、保護の方法が変わっているそうです。樹木医の方々は研究や実証をしながら、国や県の記念物や指定樹木を守るため日夜研究を重ねています。