ヴェネチアのカーニバル
今回の旅の時期として、2月上旬を選んだ理由のひとつが、ヴェネチアのカーニバルです。 ヴェネチアという言葉を聞くと、連想するのがカーニバルと思えるほど、私にとっては若い頃からの憧れでした。
ただ、最近良く見ているNHKの「世界で一番美しい時」の番組で、出かける前にヴェネチアのカーニバルを取り上げた番組をみて、カーニバルのイメージが少し変わってしまいました。 それは、ヴェニスの住人の多くがあまり歓迎していない事、カーニバルの時期には街を離れてしまう住人もむ居ることが取り上げられていました。
昼間は、サン・マルコ広場に作られた舞台で、いろんな事が行われているようで、とても賑やかでしたが、下層している人達の多くが、地元民ではなく観光客のようです。
この夜は、カーニバル閉会の一日前の平日で、夜になっても広場でも、路地でも仮装した人たちを何度も見かけました、仮装して人を見かけると、その周りには人が集まり、写真を撮っています、私達も記念に何度も一緒に写真を撮らせてもらいました。 そんな訳で仮装している人はなかなかその場を動くことが出来ないようでした。仮面を被っているので素顔が分からず、中には男性か女性かわからない事もありました。
サン・マルコ広場には、フローリアンと言う最古のカフェがあり、その外には、人だまりができていて、私も気になり中を覗くと、お店の中には仮装した大勢の人がお茶をしながら楽しんでいて、普段ではなかなか見られない光景がそこにありました。 少し期待していたのとは違いますが、それでもヴェネチアのカーニバルに行けたことには満足しています。