年月と共に変わっていく エクステリア

何年前になるでしょうか?私は留守だったのですが、以前外構工事をさせて頂いたお客様が来店され、マクラギが腐食して駄目になつたので見てほしいとの事でした。

スコレットで仕上げた門柱 スコレットで仕上げた門柱

現場を見に行くと、そこにマクラギは残っていませんでした。 道路からの入口と駐車場との間にマクラギを立て、その上に船舶ライトが取り付けてあったのです。 当時はまだマクラギの使用が禁止されていなかったのでたくさん使いました。 現在でもマクラギは使用しますが、防腐加工のしてある使用しても良いとなったマクラギを施工に使います。 当時作った門柱は、腰壁部分がスコレツトと言い、ディズニーランドなどの山・壁など、いろんな造形物で使用している工法のもので、通常のモルタルでは塗る事の出来ない厚みを、特殊モルタルで5センチ厚に塗り、いろんな道具を使い、削り色をつけていく工法です。手間が掛かるので、最近ではほとんどしていない作業です。 マクラギと違い無事です。 門柱に取り付けられているディーズガーデンのポストは、現在廃盤になってしまったポストで、表側はもちろん、裏側の蓋もアルミ鋳物で作られていた高級ポストです。

ドリームストーンの床 ドリームストーンの床

駐車場の入口部分は、スタンプコンクリートで施工しました。現在では、このドリームストーンはほとんど施工していません。 同じマットを使用したスタンプコンクリートは現在でも人気が高く、よく施工させていただいていますが、当時は現在と違い、一度コンクリートを打設し、乾いてから厚さ15ミリ程でカラーモルタルで仕上げていくので手間が掛かりすぎてしまいます。仕上がりは現在のスタンプコンクリートよりも形がきれいに仕上がるのは、モルタルとコンクリートの違いです。 マクラギは、ダメになってしまいましたが、門柱もコンクリートの床も大丈夫でした。