チェコ・プラハのカレル橋
プラハ城につながるカレル橋には30体の聖人像があります。
その中に、聖人ヤン・ネポムツキー像のレリーフがあります。
ある日、王妃からの懺悔を受けたヤン・ネポムツキー。
夫である王ヴァーツラフ4世が王妃の懺悔の内容を言うように迫りました。
王の命令であっても、ヤン・ネポムツキーは絶対に口をわりませんでした。
聖職者の務めは、人々の懺悔を聞くこと。懺悔の内容は決して口外してはなりません。
王様は怒り、ヤン・ネポムツキーは拷問を受け、カルム橋から川に投げ込まれて亡くなりました。
(1393年)
その後1719年に墓を調べたところ舌が腐らずに残っていました。そのことから聖なる「奇跡」と
認定され聖人と認められました。
そんな逸話があるヤン・ネポムツキーのレリーフに触ると願いが叶うという言い伝えがあるそうです。
上のほうに小さく描かれている、橋の下に落とされそうになっているのが、ヤン・ネポムツキーで
そこを触るのが正解だそうです。
知らないでいると、大きく描かれているところを触りそうですね。